
コロナのお陰で(せいで)イベントMCの週末バイトが無くなり、昼の仕事は行ってたけど、こんなに体を休めたのは12年ぶり
しっかり身に付いた脂肪とダラダラ生活とも、そろそろオサラバしなくては
明日から息子の弁当作りが始まるし、新しいバイトも決まった
仕切り直ししたらまた映画に行く時間も無くなる
自粛中に映画館支援も兼ねてレンタル購入したドキュメンタリー映画を息子と観た
「プリズンサークル」
島根あさひ社会復帰促進センターと言う新しいスタイルの刑務所を2年に渡り撮影した作品
何人かの受刑者にフォーカスし、何故罪を犯してしまったのか、被害者の気持ちを想像し、どう償っていくのかを映し出している
想像していた通り、ほとんどの受刑者は育った環境、つまり親に問題がある人ばかり…
親に捨てられて施設で育った人もいた
愛されてると実感を抱けず大人になってしまったから、自分の行動が誰かを悲しませると想像が出来ない
実際に被害者の気持ちが今でもあんまり解らないって悩んでた青年もいた
大事にされなかったから、親はもちろん他人も自分も大事に出来ない
家族を悲しませたくないっていう抑止力が無い
そんな寂しい気持ちのまま、誰かを守れる様な自立した大人になれず
しっかりと教育も受けられない環境だった為に他人を騙したり奪ったりしてお金を得る道に踏み入れてしまった
犯罪者は生まれた時は皆んな可愛い赤ちゃんだったわけで
私の息子と同じ少年だったわけで
息子大好き過ぎる私は、子供を第一に考えられない親の気持ちは理解し難いけど
犯罪者の親もまた、同じ様な環境で育ってしまった可能性もかなり高く親子を責めても解決しないのではないかな
「愛」って簡単に手に入るものじゃない
産んだからって当たり前に子供を愛せるもんじゃない
親から愛されていたか
パートナーから愛されていたか
愛されてなかったと感じても、過去と決別し、親も大変だったんだと許し、自分を愛せる様に生まれ変われたか
「愛」を知らない人が「愛」を手に入れるのは大変な努力と学びが必要だ
因みに、珍しく釘付けになって観ていた息子は受刑者の犯した罪に「何でそんな事したのか信じられない」などとブツブツ言っていたが
愛されて育った人の正常な反応なのだろう
でも母は受刑者の気持ちが痛い程理解出来た
つらかっただろう、甘えたかっただろう、生んだ親を恨んだかもしれない
相手を思いやる心、優しさは
与えられた時の感動で生まれるもの
本を読んだり、素晴らしい映画観たり、愛を知ってる人と話をしたり
幾つになっても究極の学びよ、愛ってやつは
かく言う私も息子以外の誰かを、息子と同じくらい愛せる自信がない
プリズンサークル、仮設の映画館で観れます。
https://prison-circle.com/
自粛明け一発目に観た「37seconds」も
かなーり愛の溢れた素晴らしい作品だった
コロナと共に去れ愛の無い安倍政権(お決まりでぶっ込みます)
痛いの痛いの飛んでけー
【追記】
島根のこの刑務所の様なカリキュラムが他の多くの刑務所でも取り入れられたらいいなと強く思った。
ただ、監禁し罰を与えるだけじゃなくて、しっかり根本から支援して再犯を防ぐ事に税金を使って貰う事には大賛成だ